野村グループの信託銀行として設立されて以来、証券系信託銀行としての特色をいかした業務展開により事業拡大を図ってまいりました。投資信託委託会社の皆様に対して、ニーズに合わせた幅広いサービスとソリューションを提供しております。
当社では受託業務を資産管理銀行に再委託することなく、自社内で全ての信託財産管理を完結できる体制を整えております。これにより、円滑で堅確な事務処理を実現しております。
これに合わせて、当社ではお客様の窓口として、新規ビジネス案件等をご提案する「リレーションシップマネージャー」(RM)と、既存案件のケアやサポートを担当する「カスタマーサービス担当」(CS)を配置しております。
新規ファンドや新しい運用スキームのご検討など、お客様の多様なニーズに対して、迅速かつきめ細かいサポートを実現しております。
当社では野村総合研究所が開発した"T-STAR/TX"(投資信託基準価額計算システム)を投資信託管理の基幹システムとして採用しております。
これにより、安定的かつスピーディな基準価額算出が実現でき、制度変更が発生した場合においても、投資信託委託会社の皆様と同期が取れたスピーディな対応を取ることが可能となっております。
お客様の運用ニーズは日々刻々と多様化しております。当社はお客様のニーズにお応えすべく、従来から幅広い投資対象やスキームに対応してまいりました。
さらに、時々のトレンドを捉えたファンド組成案件にも積極的に取り組んでおります。
これまでの豊富な経験と実績に裏付けられた業務体制の下、お客様のご要望を着実に実現してまいります。
事務の堅確性・効率性向上のため、体制面、システム面、管理面で様々な取組みを行っております。
これまでの主な取組み(対応中の案件を含む)
当社の強みの一つは、外国投資への対応力です。主要市場はもとより、新興国市場においても早くからカストディアン・ネットワークの構築を進めてまいりましたが、現在では約70ヶ国の市場をカバーしております。特に、新興国市場に関しては、国内からの投資実績のない市場を含め、現地の税制度や市場慣行の情報収集や調査を行い、投資を行う上での業務課題の洗出しと検討を行い、お客様に対して業務フローのご提案・ご説明を行っております。
当社ではSWIFTを活用しており、多数のカストディアンと効率的に業務連携しております。外国投資をされるお客様には、運用ニーズや投資特性にマッチした最適なカストディアンをご提案させていただいております。
また、すべての契約先カストディアンに対しては、毎年定期的
な現地実査と評価・改善要望を行うなど、海外における資産保全の確実性を確かなものにする態勢をとっております。
当社ではサービスレベルを向上させるため、PDCAサイクルに則り不断の取組みを行っております。個々のお客様からの日々様々なご要望にお応えすることはもちろん、複数のお客様に共通するご要望についてはサービス化を図り、導入に向けて積極的なご提案を行っております。
また、当社では毎年、「サービス満足度調査」として、すべてのお客様に対し、アンケートへのご協力をお願いしております。アンケートを通じて寄せられたご意見・ご要望の一つ一つを真摯に受け止めて、具体的なサービスの改善・開発に繋げております。
今後もお客様の声に耳を傾け続けることで、常に高いクオリティと付加価値をご提供してまいります。